このページでお読み頂く前提として、『慢性的な痛み』について当院の見解をお伝えしております。
結論からお伝えしますと、治るとは言い切れません。
、、、「治ります」という期待をしていた方、すいません。しっかりと説明させて頂きます。
慢性的な痛みをシンプルに考える
痛みとご縁の無い体とは、活動による『負担』と、休息による『回復力』のバランスがとれている状態を言います。
例えば、体の中にバケツがあるとしましょう。日々の活動によってこのバケツには負担というお水がたまり、回復力という力でひっくり返ることでバケツの中を空にしています。
回復力が働かず、このバケツから水が溢れている状態が痛みを抱えている状態と考えます。
慢性的な痛みが出るパターン
バケツから水があふれる3つのパターンをお伝えします。
負担とは外的要因とも言え、生活環境により体にかかるものと考えます。
回復力とは内的要因とも言え、自然治癒力により体を癒す力と考えます。
例えば負担が10で回復力が10であるといった、バランスが取れた日々を過ごしていることは理想ですが、残念ながらそういった方はこのページを見ていないと思いますので、あなたもシンプルに考えると次のいずれかのパターンに当てはまるのではないでしょうか。
パターン1【負担10 回復力5】
日常生活の活動による負担は適切だが、身体が本来の回復力を発揮できず回復が追い付いていない状況。
パターン2【負担20 回復力10】
身体は本来の回復力を充分発揮しているが、日常生活の活動がキャパオーバーで回復が追い付いいない状況。
パターン3【負担20 回復力5】
1,2のパターンが両方同時に起こり、回復力が追い付いていない状況。
この3つのパターンに当てはまる方は、負担と回復力のバランスが崩れお体に痛みの出やすい状態といえます。
整体は先生に任せっぱなしでいいの?
私達がお手伝いできるのは、骨格を整え本来その方が持っているはずの『回復力』を発揮するアプローチです。
体の使い方やセルフケアなどの『負担』を減らすためのアドバイスはもちろんさせていただきますが、負担を減らす環境整備は基本的に患者さまご自身が取り組んで頂くことが必須です。つまり、整体はあくまでも体が改善するためのサポートであり患者さまと二人三脚で取り組むことで初めて効果を得られます。
まとめ
あなたの慢性的な痛みのパターンは何でしょう?
整体とは、受けただけで良くなるわけでは無い事を理解して頂き、患者様ご自身が正しい努力ができるようにサポートしていくということです。
『パターン1の方』
整体治療が必要になります。
『パターン2の方』
メンテナンスが必要です。
『パターン3の方』
整体治療が必要。そしてその後はメンテナンスが必要です。